二人が資料室を立ち去った後
俺も力なく立ち上がり資料室をでてその足で屋上に来た



全部終わったな……


あんなに近づいたと思っていたのは俺だけで、
麻耶はやっぱり先生が一番だったんだな…


空は雲一つない快晴だった。


授業終了のチャイムが鳴りしばらくしてから教室に戻ると
みんな帰り始めていた。



「崎村、お前どこ行ってたんだよ」


教団の上から先生が説教を始めた。



「別に」


正直、先生の顔なんて見たくないし…話もしたくない。