私たちは教室に戻った後すぐに、担任らしき人が教室に入ってきた。
「みんなーおはよう。今日からみんなの担任の沙我だ!担当教科は体育。よろしくな。」
沙我先生は、軽く自己紹介をした。
元気そうな先生みたい。
「えーと。入学式がもうすぐで始まるが…」
先生は、入学式について話し始めた。
でも私は、先生の話を聞ける状況じゃなかった。
今朝聞いたあの話…咲希奈が…なんで話してくれなかったのかな…つか、なんで人の彼氏奪えるのかな…全くわからない。自分は、違う女とはなしてると嫉妬して、その女をひっぱたたくのに…おかしいよ………


そんなのを考えているうちに、入学式に行かなければならなくなった。


「さー。いよいよ入学式だ。廊下に出席番号で並べー。」
先生の指示に従って、みんなは廊下に並んだ。
美捺がこっちを向き話しかけてきた。
「舞~!緊張するねー?」
美捺は、ほんとに緊張している様子で、そわそわしている。顔みただけでわかる。私は、そんなに緊張はしない。
もう慣れたがら。
バスケの試合などで。
私は、中学のとき3年間バスケ部だった。高校入っても続けるつもり。
「そー?私、こうゆうの慣れたから!バスケの試合などで!」私は、余裕な顔を見せた。
「舞!あんた、バスケやってたの?美捺、高校入ったら、バスケ部入ろうと思ってたの。舞も入るの?」
美捺やるんだ。
「うん!当たり前~。」
私は、笑いながらえらそうな口調で答えた。
「じゃ、一緒に入ろ?」

はなしているうちに入場になってしまい、美捺に返事をすることができなかった。