近くのファミレスで食事をしている二人。話も弾み、二人は終始笑顔だった。

「三島くんは休みの日は何してるの？」
「ほとんど寝てるかな。気が向いたら季節関係なく海行って何か食べて帰ってくる感じかな。倫子は？」

「私は友達と買い物行ったりとか家で録り貯めしたドラマ見たりとかかな。三島くんが海行くとき今度一緒に連れてってよ」
「良いよ。来週行くから休み合わせようか」
ーー何だか今日の倫子、すっごく可愛い。こんな風に笑うんだ。

「ん？どうしたの？そんなにマジマジと見られたら恥ずかしいよ」
「あぁゴメン。倫子が可愛いから見とれちゃって♪そろそろ行こうか。次は花火だ」
「うん♪」

花火大会帰りの人混みに逆らいながら歩き、自然と倫子の手をとるヒロ。
「倫子、手、放すなよ」
「三島くん…」

辺りが静かな公園へとやって来た二人。
「いっぱい買ったね～」
「よし、やるぞ」