ブランコに座ったナミを後ろから押すヒロ。ナミのはしゃぐ姿を優子は近くで動画を撮っていた。

「ナミ~こっち向いて~。かわいい~」
「パパ、あれ」

「滑り台?行こうか」

小さいナミを抱き上げ滑り台の上へと下ろす。
数回繰り返し飽きてきたのか、ヒロにしがみつき……
「お腹すいた!」

「じゃあ帰ってご飯食べよう。おいでナミ」
「パパも!」

「えっ?俺も?」
「ごめんなさい……わがままで……」

「いいよ。じゃあ今日はどこかに食べに行こう」
「やったぁ」

ーー三島さん……
「なんだか本当のパパみたい」

「え?」
「ううん。ナミ、何食べたい?」
「カレー♪パパ~だっこ~」

「よし、おいで」
「きゃははは♪」
上機嫌のナミをみていると