「なんか、昔の俺たちみたいだな」 そう言う君を私は見上げた。私はもう一度、幼稚園児をみた。本当に昔の私たちみたいで、微笑ましかった。 「うん、そうだね」 「俺たちも、手繋ぐ?」 「え?!な、何言ってんの?!」 ニヤニヤしながら言う君に私は戸惑う。冗談って分かってても嬉しくて、でも恥ずかしくて。