隣の君は幼馴染み


私はバスケットボールを拾い、強引にバスケットボールをやつに渡して、あいつを睨んで歩き出した。

それなのに、あいつも歩き出して、私の隣にきた。

「失恋したのか?」

唯一こいつだけには、好きな人を言ってある。親友のことも。

言ってあるって言うより、元々こいつにはバレてたんだ。彼と私とこいつ、私たち3人は小さい頃から一緒だったから、こいつに隠し事なんて無理だ。

「なんでそんなこと知ってんのよ……。見てたの?」

「その顔をみれば分かる。何年幼馴染みやってると思ってんだよ」

こいつが彼と同じことを言うから一瞬ドキッとした。