隣の君は幼馴染み


君は「なんでバラすんだよ!」って顔を、私に向けた。そして親友は、顔を真っ赤にしていた。


『明日には報告が来るかな』

「……来るだろうね」

私は2人に聞こえないように呟いた。

恋人同士になったっていう報告を聞くことになる……。

「私は帰るから、若い2人で話して下さいねー!」

私はわざと大きな声を出した。そして2人の顔を見ないまま歩き出す。

後ろでは、2人が何か言っているのが分かったが……全て聞こえないフリした。