先生は僕に雑用を押し付ける。


あれをやれ、これをやれ。
もっと早くだ。やらないなら単位をやらないぞ。



狂っている、そう思う。




ふぅ。とため息をついた。


それが先生の耳に止まったみたいで、先生は僕の名前を呼ぶ。


「あんな大きなため息ついて、お前は先生を舐めているのか?」


「い、いえ!そんなこと、」


「いーや、そうに決まっとる。今日の掃除は一人でやりなさい」


「え?」


「何か、文句でも?」

「い、いえ」