「ぅう、が!」 お腹を蹴られる。 我慢しきれず声が出てしまった。 「うぅわ。きんも。声出してる」 「ホントきもーい!!ね、智史。アタシにもやらせて!!」 そして、笑いながら足で僕を蹴り上げた。 その時、チャイムが鳴った。 今までこんなことがあったとは誰も思わないくらいに普通の教室の姿へと戻っていく。 少し遅れて先生が来た。 先生だけは僕の味方。 .....なんて甘いことがあるわけがない。