学校に嫌々来た僕は机を見る。



なんだ。いつも通りゴミが散乱している。



見慣れた光景に目を細め、ゴミを捨てに行く。


ゴミを捨て、席に戻ろうとすると、僕を嫌っている男子が3人僕の席の近くにたむろしていた。



まぁ、僕を嫌っていないクラスメイトなんていないのだけれど。


「うわぁー、戻って来ちまったー」

「あっはは!本人の前でかわいそーだってぇ!」

「ちょっ、やめろよ!ゴミにも感情があるかもしれないだろ!!」


「お前が一番ひっでーよ!」


下品な笑い声が響く。

僕は横を素通りする。