7ヶ月の恋

私の名前は中村 莉緒(なかむら りお)。

ごく普通の中学2年生。

運動神経悪くて頭はそこそこいい。

童顔で背が小さくていじられ役。


ここで私と彼の出会いを説明しよう。


体育大会の練習中だった。

私の学校の生徒会には
生徒会長、副会長、書記、書記次長、そして
それぞれの委員会の委員長がいた。

彼は保体委員長で体育大会の応援団長やみんなに指揮をする役割だった。


彼の名前は中野 諒(なかの りょう)。

ひとつ上の先輩で柔道部なのに細めの体で坊主で身長は170cm前後。

泣き虫で真面目で一生懸命で意外とモテる。

私が知ってる情報はそれくらい。


簡単に言うと 一目惚れ って感じ。

その頃は見てるだけでよかったし単純に恋愛に近い憧れてる人って感じだったのかも。


練習はきついしうちの学校は他の学校と比べて無駄に厳しい。

毎日辛い練習を乗り越えてきたのに私は本番出れなかった。




私は 病気だから。