ある日、鈴が外に出たいと言った。

だから俺は鈴の為だけに
バイクをこれから永遠に走らせよう。
と決めた。

生きる意味がないと思っていた人生に
光が当たったような気がして、
初めて生きてて良かった、と思えた。



それから今日に至るまで毎日色々な所へ
連れていった。嬉しそうに笑ってはしゃぐ
鈴を見て、俺は、鈴が好きと気づいた。