始業式から1ヶ月がたち


新しいクラスにも慣れてきた5月のとある日。


私、雅 千紘(みやび ちひろ) はふと目を覚ましたら、保健室にいた。


「あれ?私なんでベットで寝てるんだろう。」


窓の方を見るともう夕方で時計の針は5時を指してる。


授業を受けていたはずなのに、ここに来るまでのことがよく思い出せないな。


とりあえず先生を探そうと思って起き上ると


私の視界に、椅子に座って寝ている男の子が映った。


その男の子は長谷川 樹(はせがわ いつき)


私の幼馴染がそこにいた。