『…あお…くん。』



思い出すだけで、泣きそうなくらいに好き。


泣かないよ。


私、強いから。






でも、胸が苦しくて、

会いたくて、

好きで好きで、

見るだけ、苦しくて

声が好きで、

見た目が好きで、

優しいところが好きで、

意地悪なところも好きで、

冷たいところも、

嫌いなところがないくらい、

嫌いなところも大好きだと言えるくらい、

好きで、好きで、好きで、

でも、


告白しても意味ない…かな。




会いに行けば会えるかもしれないけど、死んだりするわけじゃないから、可能なのかもしれないけど、



それでも、遠いよ。



告白を躊躇わせるには十分すぎる理由だった。