『〇〇大学…。そっか、そっか。蒼くん頭いいもんね!!絶対受かるよ!!頑張って!』


『ん、せんきゅ。』




笑う。


笑う笑う笑う。





少しでも考えたら、叫んでしまいそうで。


私は涙もろくないから、泣きはしないかな。


でも、でも。






どうしよう。


告白…これして意味あるのかな。




『蒼くん。私、用事思い出しちゃった!ごめんね、今度埋め合わせする!!勉強ありがとう。またねっ。』




『おー、りょーかい。お互い頑張ろうな。』





オレンジ色だった空は、いつの間にか、真っ黒になっていた。