花ちゃんが横で音楽を聴き始めたので私は廊下の窓の外を眺めていた。 今日は快晴。 頑張って起きて2時間目から来た甲斐があったよ。 「おいおいお前らなにしてんの?」 半笑いで制服を着崩している隣のクラスのポンコツ野郎が歩いてきた。 「あんたこそ何してるの?」 いつの間にかイヤホンを外して会話に入ってきた花ちゃん。 するとポンコツ野郎は楽しそうに口を開いた。