大嫌いなあなた


もちろん周りからの視線は痛かった。

憐れみ、同情、そんな入り混じった感情ばかりが私を覆う。

お通夜が終わり、親戚同士の他愛の無い会話がガヤガヤと部屋に響く。

だけどある人の姿を見た瞬間、みんなして一斉に黙り込んだ。

さっきまでガヤガヤとうるさかったのが嘘みたいに。