「アタシ気分乗らないの。ほらさっさとしてよ」 …なんてワガママなんだよ花ちゃん。 毎度ながらあなたには感心するよ。 ちゃっかり私のカバンと自分のカバンを取りに行ってくれた花ちゃんの後ろ姿を下駄箱で待っていた。 数分して下駄箱から人影が現れた。 「花ちゃ…」