大嫌いなあなた


「あんたらには怒りを通り越して呆れたわ。
夏帆、こんなやつら放っておいて学校戻るわよ!」

「ちょ、花ちゃん!?」

グイグイと引っ張られ病室の外から出た私たちは学校へと戻った。

私たちが出た病室では男どもが何やら話していた模様。

「アグレッシブなお嬢さん達だね。
特に夏帆ちゃんって子はちょっとタイプ」

「やめろよ、夏帆はお前なんかじゃ相手できねぇって。」

王子様はヘラヘラと笑った後、一瞬にして鋭い瞳になった。

さっきとはまるで別人になったかのように。