大嫌いなあなた


静かな車内で私の声と鼻をすする音だけが響いた。

全てを話し終えると、ティッシュやらハンカチやら色々顔を拭くものを手渡された。

「私、このお腹の子が誰の子かわからないんです。」

私が犯した過ちの結果がこれだ。

自業自得といえばそうなのだろう。

だけど誰も私を攻めない。

「夏帆っちはその子産みたい?」

「…わからない」

産んでいいのかわからないし、ましてや一人でなんて育てれない。

「もし産んだとしても、来年、再来年には施設に預けるかもしれない。私そんな事するくらいなら産まない方がいい気がするんです」

それなら最初からこの子は産まない方がいいような気がする。

だけど…