そうして安浦は家の事、学校を辞めないことを二人に話した。
ずっと二人は無言で聞いていたけど心では理解できてると思うんだ。
「ごめんな、迷惑かけて」
本当に申し訳なさそうに頭を下げた。
全部話した安浦は清々しいって笑っていた。
「…私も3人に話したいことあるんだ」
私もみんなに話したいこと沢山あるんだ。
本当は隠したかったこと、だけど安浦が全部話して私だけ隠し事してたんじゃ申し訳なくて。
「ゆっくりでいいよ」
「…うん」
嫌われてもいい、だけど話しだけでも聞いて欲しくて決心したことなのに。
どうして涙が出てくるの?


