「はい…ごめ、…はい」 ごめんといいかけて辞めた安浦の顔が本気で怯えていた。 私が大吾のバットパクるわけないじゃん。 あんなに大事にしてる大吾のバットそんな事に使ったら泣かれるから。 でも何はともあれ、安浦がまた学校に通えるようになってよかった。 「そういえば大ちゃんと花は?」 「…あ」 やばいやばいやばい。 私よりも先に学校を出た大吾や花ちゃんがあの屋敷についていても絶対に可笑しくない時間。