「もしもし庵治?ヤスいる?そう、花と夏帆連れて行くから。おう、また後で」 電話の相手は庵治さんだったようで、電話を切った大吾は座り込んでいた花ちゃんを立たせて歩き出した。 私は置いて行かれた。 正確には行かない私を見かねて、2人で安浦に会いに行った。 …どうしろって言うのよ。 私だって安浦に辞めて欲しくない。 だけど、家の事に私達が口出ししていいわけないじゃん… 「あぁ!!もう!!」 大声を上げて走り出した。