「昨日俺の家来て、明後日は行くからっていきなり」 俺だって何回もラインしたけど返ってこなかった、そう付け加えた。 「だけどさ…」 明日は来てくれるって報告だけで嬉しいはずなのに大吾は顔を俯けて全然嬉しそうでは無かった。 「どうしたの?」 元気がない大吾にそう問いかける花ちゃん。 「明日、退学届持って来るって…」 ブワッと吹いた風に髪がなびく。