大嫌いなあなた


一時間目が終わりを告げるチャイムと同時に教室へ足を踏み入れた。

休み時間という事もあってかガヤガヤとうるさい教室。

窓際の席を見ると、空をボーッと見つめて頬杖をついている花ちゃんを見つけた。

「花ちゃん」

私は自分の席に座り、前に座っている花ちゃんに話しかけた。

「…夏帆?」

クルッと後ろを振り向いた花ちゃんの目には涙が溜まっていた。