「謝らないで」 別に安浦が悪いわけじゃない。 何も知らずにズカズカこっちに来た私が悪いんだから。 「兄貴と話し合って夏帆には新しいところを用意する。もうここには置けないって。」 「え、でも私!お金そんなに持ってない!」 バイトするしかないか。そうなったら。 「金は瀬橋組が負担する、心配ないから」 「それは悪いよ」 「巻き込んだのはこっちだ」