17歳で若頭に就任してからまだ日も浅いらしい。 だけどいつ自分に降りかかってきてもおかしくない状況で、私が泣く資格なんてない。 だけど涙は止まるどころか溢れて安浦の服を涙で濡らす。 「…ごめんね、安浦」 「ああ」 ぽんぽんと頭を撫でられ安心した私の涙腺は崩壊し赤ちゃんのように声を上げて泣いた。 かなりの時間安浦に抱きしめられて泣いていたと思う。