大嫌いなあなた


『ねぇー隼人ぉー。誰と電話してるのー?
私の事も可愛がってよぉー』

『はいはい』

女の甘ったるい声と共にチュッというリップ音がした。

…おいおい、電話してるのにイチャつくなよなお前ら。

『いやんどこ触ってるの?隼人ぉ』

『本当やらしい女』

チュッとリップ音が大きくなるにつれて私のメンタルも崩壊寸前。

ブチッと音を立てて切ってやった。
気分は爽快。

明日は一発ぶん殴ろう。
あのイケメンフェイスに痣作ってやろ。