「兄貴がそう言ってたじゃん。なら組にいた方が身の為だぞ。」 意味深な安浦の言葉に大吾はうんうんって頷いた。 だけどそんな上手い話なんてあるわけなかったのに。 なんの見返りもなく組に守られるはずもないってわかってなかった。 ー…もっと早く気付くべきだったんだ。 龍太さんが何で私を組で預かったのか。