大嫌いなあなた


「コンビニの駐車場に居て…たまたま」

そう、ほんとにたまたま会っただけだよ。

「たまたま…ね」

意味深にそう言うと安浦は眉毛を寄せて、腕を組んだ。

「他には?」

「うーん…番号教えてもらった」

「は?番号?」

「うん」