大嫌いなあなた


「ただいま」

コンビニ袋をどさっと机に降ろすと、大吾がお菓子を漁り始めた。

「コンビニ行ってただけ?」

「そうだけど」

「ふーん」

安浦は私の服の匂いを嗅ぎ始めた。
お前は犬か。

「兄貴に会った?」