大嫌いなあなた


だけどね、こんなわたしだけど。

「大好きだよ」

お兄ちゃんの事、誰よりも大好きだったんだよ。

「そうか」

後ろを向いていたはずの安浦は気付いたら私のことを抱きしめていた。

何故だか安心するその胸に私は身を預けた。