「ちょっと何です授業中に騒がしいですよ」

大悟の教室から女の先生が顔を出した。

ヤバイッ!
瞬時に大悟の背中へガバッと隠れると、花ちゃんも考えることは一緒だった。

「月宮先生、これは何事ですか?」

「あ、山本先生…それが、7組の広瀬と松川を廊下に立たせておりまして…」

なんとも言いづらそうな雰囲気の月宮先生。

そりゃそうだよね。
山本先生って性格すっごくキツイからね。