「何でって…」 むしろ聞きたいのはこっちなんですけど。 あんたの兄貴は言葉足らず過ぎるの。 とりあえず一連の流れを説明すると、安浦は黙り込んだ。 「そうか、それは…」 何と言えばいいのか悩んでいた安浦に私は言葉を放つ。 「でもお兄ちゃんももういないし、旅館でお世話になるわけにもいかないから少しだけここに置いてもらえない?」