大嫌いなあなた


どこにむかっているのかわからない車の窓から外を見つめる。

時刻は夕暮れ時。

滑らかに止まった車はブレーキを踏んだのかと疑うほど衝撃がない。

だが、それに気がついた龍太さんは起きて車から降りた。

…残された私はついて行きましたとも。

だってこんなところで一人なんてもっと怖いもん。