このノートをすべて読み終わった時、あたしは涙でぐちゃぐちゃな顔に、 また、大粒の涙がこぼれた。 目の前が何も見えないくらい、涙が溜まって。 声に出せない泣き声で、ひたすら泣くしかなかった。 運命はひどいと思った。 あたしは、晴ちゃんの仏壇の前で、泣き崩れるしかなかった。 このノートは、晴ちゃんの、3年間分。 3年間分の闘いと生きた証だった。