あたしたちは駐車場へ向かった。





「そうなんだ…。で、どうなったの?ヒカリちゃん。」




「まぁ…なんとかな。体が衰弱してて、かなり危険な状態だったけど…。

桜、ありがとうな。桜がヒカリちゃんを見つけてなかったら、助からなかったよ。」




あたしが…そ、そんなに危険だったんだ。


見つけてよかった…。




亮樹兄ちゃんは微笑んだ。




「桜、ごめんな。すごい時間がかかっちゃって。明日学校だろ?」




あたしは首を振った。



「べつに大丈夫だよ?それよりヒカリちゃんが無事でよかったし。」




こんど、落ち着いたらはなしてみたいな。



なんて思いながら、家に帰えり、その日はなんだか落ち着かないまま寝た。