生き続ける意味 **番外編**






朝。天気が良くて、空がどこまでも青い。


なんだか、気が遠くなる感じがする。


昨日と変わらずだるくて、熱は37.9℃あった。


まぁ…昨日よりかは下がったけど、朝だしね。



…トイレ行きたい。



あたしは、重い体を持ち上げて、病室を出た。


途端に、大きな泣き声が聞こえてきた。

うぅ…頭に響く…なんだろ。



「やだっ!お家帰る!お母さん!」


すぐ隣の大部屋の病室からだ。

ドアの前で、入ろうとしない小さな男の子が泣いてた。


お母さんが困り顔で男の子をなだめてる。




…今日から入院なのかな。荷物持ってるし。


「理玖(リク)、にゅういんしたくない!注射もお薬もいや!」



顔を真っ赤にして泣いてる姿を見ると、心がズキっとする。


あたしも、小さい頃よく泣いてたなぁ。


けど、ここにいたら泣き声で頭のズキズキが限界だったから、トイレに向かった。



「ゴホッ……ゴホ…」



痰が絡む…苦しい。


トイレに入り終わって、洗面所で手を洗った。


鏡で自分の顔を見ると、なんだか痩せたなって思う。

顔色は良いとは言えないし……



…あ。そういえば、生理きてない……もう2ヶ月くらい。