「悪龍(あくりゅう)か…。 わかった。行ってくる」 と言って部屋から出ようとすると 「気を付けろよ」 と言う兄貴に手を振った。 姉貴達に、見付からないように家を出、 バイクで悪龍の倉庫へと向かった。 (はぁ…着替えは、いっか。 さっさと、倒して帰ろ…。) と俺は服の事を気にしながら 倉庫の近くにバイクを止めた。