ピース

 オレンジの光の中。


 真っ赤に染まる頬。



 「好きな人……お前だよ。彩」


 「千裕……」



 呟くと同時に、また視界が歪んで、私は千裕に飛びついた。



 「私も……!」



 やっぱり、隣にいてほしいのは、千裕じゃなきゃダメなんだ。


 大きく響く花火の音と共に、心の中のすごく大切なピースが、カチッとはまったような音がした。