そばにあった紺色の薄いカーディガンをつかむと、俺は家を出た。 本当は、彩のために、こういう事はしちゃいけないんだろうけど。 ダメなんだ。 俺の隣にいてほしいのは、彩だけだ。 俺は、花火大会の行われる近所の会場まで走った。