ピース

 自然と、声に愛敬がなくなる。


 ……あーあ。まじか。



 「お前こそ、花火大会誘ってみたら?」


 『えぇー、私はいいよ。今は千裕のこと応援するんだ~』



 彩には、好きな人がいた。


 その相手が俺だったらよかったのに、なんて思ってみたりする。



 「そっか。ありがとう……」



 それだけ言うと俺は通話を終了し、再びベッドに寝転んだ。