運命の1人目。

『 そーいえばさ、なんで俺の事おぼえとったんー? 』
『 テニスの表彰で後輩と組んでたのが印象的だったからかな?』

かっこいいと思ってた先輩が表彰で名前呼ばれて、それで名前と顔覚えてたなんて恥ずかしくて言えるわけない。

しかも後から聞いた話、先輩が卒業する時にマスミに告白した事もマスミから聞いたため、知らないわけがない。

『 そっかそっか、あんなんよく覚えとったね』
そう、笑いながら言った。

『 あとあと、マコト先輩じゃなくてマコトくんとかでいいよ! 』
『 じゃあ、マコトくんで! 』
『 うん!そーしてくれる方がだいぶいい! 』

その後少し話したら私の親が帰ってきて電話は切れた。

電話は切れてもメールが途切れる事はなかった。