ねぇ、先生

凛side








冗談で言ったつもりだった。












どうせ会いたいって言ったところで、意味ないと思ってたから。









なのに


















《近くの公園にいるから、来て》



















え?



先生、ほんとに来たの?







だって先生だって冗談で言ったんじゃないの?







本気にしてなかったよ











「っあ、着替え…」










お風呂から上がってパジャマ姿だった。





それに、髪だって濡れてるし…
















急いで着替えて公園に行く。










「凛、どこ行くの?こんな夜遅くに」







お母さんが心配した。








「雅が、用あるって!」










「あら、そう
家に上がってもらえばいいのに…」










向こうも忙しいんだよって言って玄関のドアを開ける。
















ごめん、雅




嘘なのに言い訳に使って




















先生、なんで会おうなんて言ったの?














だって、先生には…美紀ちゃんが…


















『距離を置きたい』















まさか

















私を振るためかな、夢のとおり、『竹内より沼田が好きだから』って言いに来たのかな。















やだよ、…そんなの…