美紀side






物理準備室に行って約束通り佐伯先生に会いに行くと







「何の用?俺忙しいんだけど。」







そうあしらわれる。










「先生、そんな冷たいこと言っていいんですかー?」











先生の手の動きが止まる。








あっはは、何これ、どんだけ竹内のこと好きなんだよ!












この後、恐らく竹内はここに来る。






だから入る時もほんの少しドアに隙間を作っとく。














気に入らないから、竹内サンのこと、ちゃーんと構ってあげるね、そこから見てて?私がすること。












「先生、この間父につけられた傷、見てくれませんか?




保健の先生、あんまり好きじゃなくて…先生に見てほしいんです」











「なんで俺が…担任の先生に言ったらどうだ。」










ちっ、大人しく見ればいいのに










だから私は涙目で言う

「先生がいいの!


好きな人なら、いいかなって。




先生、もちろん見てくれるよね?






…あの子のために…」








すると、「見るだけだからな!」









そう言って




部屋にある冷蔵庫から冷えたペットボトルを取り出した。










「どれ」











ブラウスを脱いで下着姿になる。