あの日から数日経った。
あの時図書室に呼び出してきた輪島くんは
「あの、無理やり、、ごめん
順番間違えた」
って馬鹿なこと言ってきた。
いや、だからって話したことない人に迫ってくるとか、バカですかって言いたくなってやめた。
あんたのせいですごい怖い思いしたんだから!って
それでも本当に反省してるようだから許した。
「もうしないから」と言ったし、
「わかった」と言ってことを収めようとしたが、
輪島くんがふと
「もしかして、佐伯と付き合ったりしてんの?」
妙なことを聞いてきた。
そんなわけ…そんなわけないじゃん。
いや、そうなりたいけど、、
「なんで?付き合ってるわけないじゃん、佐伯先生は教師だよ」
そう言うと、「この間の件のあと、佐伯から呼び出されてさ、"竹内怖がってたんだからちゃんと謝っとけよ"って怒られてさ
やけに気にかけてるから俺、本当に失礼なことしたなって。ごめんな、本当に」
え!先生が?
私のこと心配してくれてたなんて
……やっぱり好k「じゃあ、またな!」
妄想に浸ってるとそれを知らずと輪島くんはわざわざ声をかけて去っていった。
本当、タイミングが悪い人だなとイラッとした。