凛side





ぎゅっと抱きしめきた先生。






なんて幸せなの。




私もつい嬉しくて先生を抱きしめる。










すると私を壁と挟んで、片手を私の腰に回して、もう片方の手で私を引き寄せて








チュッ








「…っん」








先生は何度も何度も違う角度から私の唇を刺激する。











リップ音が部屋中に響いて恥ずかしくなる。








「まっ、て、…せんせっ」





自分が出してるとは思えないような甘い声が出る。











先生はやめてくれない。







むしろどんどんキスは激しくなっていった。










先生と付き合ってからキスなんてしたことなかったけど、気持ちよくて優しかった。












どんどん体が火照ってくるのがわかる。












体からは力が抜けて、脚に力が入らなくなって先生の腕に体を任せてしまう。







「ンッ、、はあっ…… 、 あっ」







いつの間にかベッドに寝かされていた。











えっ、まさか先生と…!?




あっ、でも心の準備が、、、









心臓がバクバクする…………









するとそこで先生はバッと私を離して


「危ない…」と言った。








私はキスが下手だから息ができなくなって苦しくなり、ハァ、ハァと漏らす。









先生のキスが上手すぎてとろけそうになった。















先生、まさかこんなふうにキスしたり、抱きしめあったりするなんて思ってなかった。











幸せすぎだぁ、私…










すると、「充電です。」


といって私の頭をポンポンと撫でた。













先生、ずるいよ



私、その先期待してたよ







先生になら初めてをあげていいと思った。







足りないもん










自分でも性欲が増したんじゃないかってほど。








キスは初めてじゃなかったけど、先生のキスが今までで一番気持ちよかった。









「先生、もっと…」






そうねだると


「バカ、頑張って抑えてるんだから誘うんじゃねーよ」






そう言って耳を真っ赤にしていた。








かわいい…











それでもおでこにチュッてしてくれた。










先生、嬉しい。ありがとう









─────



それからは、『そろそろ部屋に戻って寝なさい、明日も早いんだろ?』といって今度は先生らしく言った。









私は幸せでいっぱいで




酔ったように「おやすみなさぁい」って言って気分よく部屋に戻った。









それでも、その夜は先生とのことを思い出して寝れなかったよ。








あの時の息遣いとか、先生の吐息とか全部全部が新しくて










私だけが知ってる先生、










そう思い込んでた。