夜にはホテルについた。
それでも帰りの便がないので朝イチに、沼田を連れて帰ることになった。
砂川先生に部屋のカードキーです、と渡されホテルで一泊することになった。
時計は10時過ぎを指している。
生徒はもう就寝時間だな。
そう思って部屋を出て、保健の先生のところへ向かった。
「今は比較的安定してて、熱もだいぶ下がったんですけど、大事をとって帰ってもらいますね。」
保健の先生はそう言った。
沼田の方はぐっすり寝ているようで、様子だった。
とりあえず「じゃあ、朝イチに出ますね」
と言って俺も部屋に戻ろうとした。

