ねぇ、先生

凛side






次の日、怖いけど学校に行くことにした。





だいぶ雅に元気もらったし、そろそろ前に進まなきゃと思ってたから。









すると「ねえ、凛この際、佐伯先生の本音を聞かない?」







雅はそう言った。





「嫌だよ!怖いもん!
はっきり好きじゃないとか3年の彼女がいるからとか言われたら私次こそは本当に立ち直れないよ!」










そう訴えても、「凛さ、このままじゃきっと前に進めないよ








きっと佐伯先生だってそんなハッキリ嫌いなんて言ったりしないと思う。









だって凛が好きになった人だもん、そんなひどいこと簡単にいう人じゃないんでしょ?」










雅…







「わかった、聞く。

でも、私今すぐに話せる自信ないよ、、」







すると「大丈夫、いい案がある!」








そう言って雅は私の手を連れて佐伯先生のいる物理準備室に向かった。









ドアの外で「凛はここで待ってて」



って言って雅は中に入り、先生と話し出した









久しぶりに聞く優しい声にトクンの胸がなった。








ああ、懐かしい。私の好きな声だ。