ねぇ、先生




「単刀直入に言います、竹内さんと何かあったんですか。」







先生の顔は一気に険しくなった。




険しいというか、不安そうな顔。










「いや、何も無いよ、町田こそなんでそんなこと聞きに来たんだ?」








「本当に何も無いんですか、凛が最近学校来てないこと知ってました?






昨日、凛のところに行きました。







私、全部聞きましたよ」










そう言うと先生はびっくりしたような顔をしたあとに一つ息をついて






「竹内、話したのか」





と言った。







「先生はもう凛のこと好きじゃないんですか?




3年生の先輩達との話も聞きました。





先生、凛がいるのに彼女の存在を否定したんですね。







あの子がどれだけ傷ついてるかわかってるんですか?」







問い詰めるような言い方をした。

それでももっと言ってやりたかった。












すると一瞬黙ってから







「やっぱり、あいつ勘違いしてたんだ」と言って話し出した。